2015年08月26日

「こころとからだのバランスカード」追加のお知らせ

当院だけのオリジナル、手軽なお灸を使ったセルフケアに便利な

「こころとからだのバランスカード」(出版社募集中!)をすでにご購入の方へ。

新たに「至陰」が追加となりました。

古来変わらぬツボでありながら

「こころとからだのバランスカード」には新規追加とは、

まさに温故知新。

必要だ!追加したい!という方は、

当院までお越しいただける場合のみ無料で差し上げます。

施術中は対応しかねますので、予約フォームよりご希望の旨とご都合をお知らせください。

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※画像は当院オリジナルの「こころとからだのバランスカード」から抜粋してご紹介しています。ご自宅でのセルフケアにはご自由にお使いください。ただし、商用利用は禁止します。
copyright soothe acupuncture clinic 2015

posted by soothe at 15:47| Comment(0) | 日記

間質性膀胱炎のセルフケア 後編

同じご病気でも、例えば足がとても冷えている人もいれば、足の冷えはまったくないが気分がソワソワして仕方ないという人もいる、もともと運動の好きな人もいれば嫌いな人もいる…という具合に体質はそれぞれであり、間質性膀胱炎のツボというよりは、「あなたの状態をよくするツボ」があるのです。

快復の曲線はギザギザで、調子のよい日もあればイマイチな日もあるアップダウンを繰り返すもの、それでも大きく見れば右肩上がりの快復ですから、症状の変化に一喜一憂せず、一週間ごと、一ヶ月ごとといった単位で体調の変化を感じてみましょう。

◎基本レシピ1 〜そういえば生理痛もツラかった〜
お腹の関元もしくは気海のうち圧痛の強い方 : 一カ所
両足首の内側、三陰交 : 二カ所

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◎基本レシピ2 〜とにかく爪先の冷えが強い〜
お腹の関元もしくは気海のうち圧痛の強い方 : 一カ所
両足の小指の爪際、至陰 : 二カ所
両足の膝下、三里 : 二カ所を適宜追加

気海関元.jpg

至陰.jpg

足三里.jpg


◎基本レシピ3 〜腰の痛みもあったかも〜
お腹の関元もしくは気海のうち圧痛の強い方 : 一カ所
両足のかかとの内側の水泉かくるぶしとアキレス腱の間の太谿のうち圧痛の強い方 : 二カ所

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◎基本レシピ4 〜疲れが…胃にくる…〜
お腹の関元もしくは気海のうち圧痛の強い方 : 一カ所
両足の膝下、三里 : 二カ所
手首の内関 : 二カ所

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足三里.jpg

労宮大陵内関.jpg


◎基本レシピ5 〜気持ちの疲れがからだに出ちゃう〜
お腹の関元もしくは気海のうち圧痛の強い方 : 一カ所
手のひらの労宮もしくは手首の内関 : 二カ所

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労宮大陵内関.jpg

これらツボのレシピを参考に、手軽なお灸のセルフケアを続けてみてください。もちろんお灸のみではなく、心地よい程度の運動や、深呼吸、入浴などリラックスする時間を大事にしてください。足裏が硬いと骨盤周囲の血行も滞りがちなので、足裏を叩いたり、青竹踏みもいいかもしれません。くれぐれも強すぎない刺激で焦らないのがコツです。

リラックス、気分転換…というキーワードは、つい病状にばかり気をとられがちなところから、「あ、そういえば今病気のこと忘れてた!」という風に視点をずらして意識を変えるのがキモですから、時間を忘れたように集中できれば趣味でも仕事でも効果的なのです。血行改善には適度な運動も有効でしょう。

お灸したところが熱くなるのではなく、お灸を続けることで「ご自身のからだに本来備わるあたたかさを発揮できるようになる」のが目標です。制限を守るのはもちろん大切ですが、自分の手足やお腹にじっくりゆったり触れながらツボを見つけるひと時が、してはいけないことよりやっても大丈夫なことを、できないことよりもできることを発見したり思い出したりする時間になれば幸いです。

※画像は当院オリジナルの「こころとからだのバランスカード」から抜粋してご紹介しています。ご自宅でのセルフケアにはご自由にお使いください。ただし、商用利用は禁止します。
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posted by soothe at 14:16| Comment(0) | 日記

2015年08月25日

間質性膀胱炎のセルフケア 前編

 決定的な治療法を見つけるのは難しいされていますが、本来からだに備わる機能を「正常化」する東洋医学は、自律神経のバランスを整えるにも免疫力を整えるにも一助となる可能性を秘めています。

 また、疾患のみにとらわれず、からだと心のつながりや生活のありようを全体的にみようとするのも東洋医学の特徴であり、どうしてもご病気のことばかり考えてしまいがちな日常に、別の側面があることに気づくお手伝いになればとも思います。

 症状の緩和に、気分転換に…手軽なお灸を使ったセルフケアを是非お試しください。台座灸と呼ばれるモグサの下がシールになっているものが各種販売されています(せんねん灸、長生灸、亀屋左京商店広重、カマヤミニ...などなど)。薬店でもよく見かけますし、アマゾンなど通販サイトでも簡単に手に入るもので十分、使いやすくアレンジされていますが、中身は本物のモグサなのでちゃんと効果があります。いずれも強弱(Hot、Regularなど)があるようですが、熱いとからだが緊張してしまい逆効果になってしまう恐れがあるので、基本的には弱め(Mild、弱、ソフトなど)のものを選びましょう。

◎腎兪
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 腰に手をあてて親指が当たるあたり、生命力の宿る大切な部位と言われますが、これは自力でがんばろうとし過ぎな人が他の人に頼ってやってもらってこそちょうどよい所で、ご家族がお灸をしてくれれば何よりですが、自分でする!という場合には、ここと関連の深いお腹や手足のツボを使いましょう(図中の次髎も同様です)。

 もちろん何とかしてできればとても有効なのですが、自分でお灸は難しいので腎兪のセルフマッサージがいいでしょう。両手を握り、手の甲の側をこの部位に当たるように敷いて仰向けに寝る感じでしょうか、くれぐれも強すぎないように体重を自然に掛けるようにしてみましょう。手首を痛めないようにご注意を!

◎関元、気海

 背中でいえば腰の腎兪が生命力が集まる重要な部位ですが(肝腎要=かんじんかなめにからだを表す肉付きが付いたのが「腰」の字ですね)、お腹でいえば下腹部、おへその下が臍下丹田と呼ばれ、からだの中心になります。からだの中心に向かって背中側から刺激しようとするポイントが腎兪、お腹側から刺激しようとするポイントが臍下丹田(関元、気海)であり、その中心とは膀胱や子宮がある場所だということになります。

 おへそから真下に線を引き、恥骨の指2本ほど上が膀胱のツボ(中極)と言われますが、そこにこだわらず、もう少し上の関元あたりに圧痛があればそちらが有効ですし、もしくはもっと上の気海の方が圧痛が強いかもしれません。指3本ほどで、もしくは手のひらであくまで軽く下腹部を撫でるように押してみて、一番痛かったり硬かったりするところを選んでお灸してみましょう。

◎三陰交

 骨盤の中の血行改善にとても有効なツボで、女性の健康管理には欠かせません。特に生理周期と体調の変化が密接だったり、生理痛がキツい人は、ここにお灸を続けてみましょう。

◎三里

 体力アップ、免疫力アップに欠かせないツボで、他のツボの効果を倍増させてくれる働きがあります。足の疲れはもちろん、疲れが胃にくるような人にもオススメで、胃腸の機能改善にも有効です。

◎太谿、水泉

 かかとを骨盤と見立て、お腹と腰の中心をあたためるつもりで内くるぶしの太谿やかかとの内側の水泉にお灸をしてみましょう。両方押してみて、痛みがあったり硬さを感じたりする方だけにするのがコツです。

◎至陰

 足腰の冷えがツラい人は、足の小指の爪際にある至陰にお灸をしてみましょう。爪先の冷えだけではなく、骨盤の中の血行改善に有効で、膀胱経という生命力の流れに属しており、泌尿生殖器の機能改善に有効です。

◎内関・労宮

 気持ちの疲れを感じやすい人には手のツボを組み合わせるのも効果的です。
精神的なストレスで吐き気を催すような場合は手首の内関、緊張しやすい性格の自覚があれば手のひらの労宮がオススメです。緊張感がゆるめば睡眠の質が高まり、体調の快復を促します。

 これらの中から組み合わせを決めてしばらく続けてみて、体調に変化が感じられるかどうか試してみてください。例えばお腹の関元に一つ、両足の三里と三陰交に据えると合計五カ所になりますが、この位がちょうどよく、沢山すればいいというものではありません。

 熱さを我慢する必要は全くなく、むしろ少し物足りないくらいのあたたかさから始めて、どうしても物足りなければ同じ場所にもう一つ、二つ…とお灸をしてみるようにしましょう。

 体質の変化には時間がかかるものです。個人差はありますが、3ヶ月ほど続けてみましょう。その間に、遠出をしたり仕事が忙しかったりといった生活の質や、季節の変化などの影響があれば、それにあわせたツボをアレンジしながら続けてみましょう。そういう時にこそ鍼灸院にご相談いただければと思います。

 お灸を毎日するのが難しそうなら一日おきにしてみたり、焦らずにじっくりと続けるのが大切です。ごくまれに水泡ができることがありますが、そういう時は一休みして、肌の状態をみてしばらくしてから再開してください。

 鍼灸は未病を防ぐといわれ、何となく調子がよくない、体力に自信がないという人は、病気でなくても定期的に施術を受けているものです。突如発症したように思えても、実はそれまでの長年の無理が積み重なってしまってのご病気ですので、それなりに時間を掛けて治していこうと考えてみてください。

 後編は具体的なツボのレシピに続きます。

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※画像は当院オリジナルの「こころとからだのバランスカード」から抜粋してご紹介しています。ご自宅でのセルフケアにはご自由にお使いください。ただし、商用利用は禁止します。
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posted by soothe at 12:49| Comment(0) | 日記

2015年08月05日

脳卒中の後遺症に鍼灸治療を

昨今、平日の大半は脳梗塞リハビリセンターにて

脳卒中の後遺症の方のリハビリ専門の治療を行っています。

理学療法士、作業療法士、言語聴覚士といったリハビリ専門の医療スタッフと

運動療法を指導するトレーナーと共に、

予約制でお一人ずつの体調と改善の目標に合わせた治療を提供する取り組みが、

鍼灸の専門誌「医道の日本」に取り上げられ、共著の形で執筆を担当いたしました。

脳卒中の鍼灸治療というと強刺激が多い印象がありますが、

このセンターでは、日本の伝統的な鍼灸のよさである繊細な手技と

全体的な見方を中心としているところに共感を覚え、

今後の発展に期待しながら参加しています。

リハビリという語感には、がんばって筋力を付けて

使えない機能を無理矢理カバーするというイメージがつきまとっていましたが、

様々な手法があるものの、実際の施術は

「いかに余計な力を抜き、効率よく動くことを脳で覚えるか」

という作業であること知って、

鍼灸の持つ鎮静、鎮痛などの効果が上手く組み込めると分かり、

またリハビリの効果と運動療法を

日常生活に上手に「つなぐ」役割を担うのは、

東洋的な鍼灸術の「関係性の医学」たる

全体観がふさわしいと実感しています。

ご興味あればどうぞご笑覧ください(本文の一部がお読みになれます)。

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