2017年01月05日

2016年のBest Buy!〜書籍篇〜

向こうの出入り口とこちらの治療棚、

完全個室で貸し切りの治療室の中にも空気の仕切りは存在するようで、

それとなく飾っていたオススメ本をお茶のスペースで手に取ってみられるようにしたら、

施術を受ける側の方々とする側のどちらも楽しめる話題のやりとりが生まれ、

いつの間にか「図書館みたい」と言っていただけるようになっていた

昨年なのでした(そ〜っと販売も視野に入れてたりして?!)。

さて、そんな2016年を振り返るBest Buy!〜書籍篇〜

栄えあるベスト1は…
「病気はなぜ、あるのか―進化医学による新しい理解 / ランドルフ・M. ネシー,
ジョージ・C. ウィリアムズ著 / 長谷川真理子,青木千里,長谷川寿一訳」

病気の原因となる遺伝子は、ともすると意外な利益をもたらしているかもしれない?!
ある病気になりやすいのは、環境の変化に応じた生き残りのために必須の能力と
表裏にあるかもしれないという提示は、症状のみにとらわれず、別の側面も含めて
体質・体調をととのえようとする鍼灸医療にあっては追い風に感じられ、
またヒトの暮らす環境の変化がいかに急激かを考えるきっかけになりそうな一冊でした。

病気はなぜあるのか.jpg
誤植が目立つのがちと残念、内容が素晴らしいだけにきちんとした校正を望みます!

ベスト2
「触楽入門―はじめて世界に触れるときのように/ 仲谷正史, 筧康明, 三 聡一郎, 南澤孝太著」

対象をまず目でとらえ、ザラザラしてそうとか、デコボコしてそうとかいう印象を得たとして、
それを確かめるには「触ってみる」のが一番。五感はいずれも大切ですけれども、
とかく視覚情報に頼りがちな昨今は特にこの直接触れてみることが大切と思われてなりません。
表紙からして凹凸満載な体裁も面白く、触れることの意味や、
どんな触れ方があるかといった話題から世界が広がります。

触楽入門.jpg
「触れる」あっての鍼灸治療、ひょっとすると鍼やお灸自体より「触れ方」のほうが大事かもしれません。

ベスト3
「このあと どうしちゃおう / ヨシタケ シンスケ作」

遅かれ早かれいずれこの世からいなくなるならば、
いつでもその時の用意をしておくのは悪くないと思います。
何か残せる人は羨ましい次第、せめて言い残したことのないよう書いたり話したり、
会いたい人には会っておいたりしたいもの。
こんな天国・地獄なら楽しそう?!という雰囲気で優しく、
でもきちんと考えようという気にさせられる作品でした。

このあとどうしちゃおう.JPG
シンプルな線でこのメッセージ性、見事ゆえ意外にも絵本がランクインです。

さて、今年は何を飾ろうか…オススメ本のコーナーと、

当院オリジナルのお灸カードにも是非ご注目を!!

posted by soothe at 13:37| Comment(0) | 日記
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